森パン Story ① ~パン屋さんのはじまり~
「パンを焼いてみない?」2020年5月、突然声をかけられた。
きっかけをくれたのは、カリフォルニアのベーカリーカフェ BrioBrio の塩出尚子さん。この時期滑床に滞在されていた。
パン作りなどほとんど経験がなく、曖昧な返事をしたまま、翌日からパン作りが始まった。塩出さんにパン作りの基本から教えていただき毎日パンを焼いた。
天然酵母を受け継いで6月から町内でパンを販売し、夏にはロッジの宿泊者の朝食としてパンを提供。それと同時に、目黒にパン屋さんなんて素敵!という話から8月には店舗の工事が始まった。
上手に焼けないときも凹んでいる暇はない。
建築やデザイン1つ1つにたくさんの方の想いが込められていく。
スタッフみんなで壁になる木材の仕上げもした。こうしてあっという間に2020年9月19日、たくさんの方が朝から来店されオープン日を迎えた。
これが森とパンのはじまり。
つづく…
(森とパン店長 岸本有希)